2021年06月10日
アレルギー症状として多い喘息の治療についても教えてください。
喘息症状には、その本態である慢性の持続性炎症の治療と重症度に合った薬の処方で発作をコントロールすることが重要です。
具体的には、本人に合う抗ロイコトリエンなどのアレルギー薬、ステロイド薬などの抗炎症剤と、交感神経刺激剤などを用いて日常生活に支障と制限を来たさないことを目標にします。
その為には、なるべく初期治療で発作を消失させることが大切です。
喘息の寛解、つまり発作が無い安定した状態を保つには、無症状期間をいかに長くするかが鍵を握ります。
早めの受診で重症度と発作の原因を常に分析していき、発作を起こさないようにしていくこと。
また、起きても軽い発作で済むよう、治療薬の取り置きも必要になります。
(2021年4月16日掲載)
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