2021年01月30日
当院の蕁麻疹の治療について
蕁麻疹は、「特定の原因がわかるタイプ」と「原因不明のタイプ」に分かれます。
いずれにせよ、なるべく早く症状を抑えないと症状がでた場所に炎症細胞が集まってしまい、長期化することがあります。早めの受診と治療開始をお勧めします。
治療は、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬を含む)内服と副腎ステロイド内服、抗ヒスタミン薬外用薬(内服薬の方が効果的です)を用います。また、冷たいタオルやシャワーなどで掻痒部を冷やすのも効果的なことがあります。
アレルゲンや原因悪化因子が特定できた蕁麻疹は、それを除去、回避することが治療の主体になります。
原因不明も多く、通常の治療でコントロール不良の時は、抗アレルギー薬の増量や変更、併用で調整します。
それでも症状が消失できない場合は、ステロイド薬の内服(副作用を考える必要があります。)抗H2ブロッカー、抗ロイコトリエン薬や注射などを動員して症状の消失を図ります。
抗アレルギー薬などは、作用時間を考えて内服時間を変えると効果が出る場合もあります。
1か月以上症状が続くのを「慢性蕁麻疹」と呼びますが、内服治療が長期になることも少なくありません。
薬剤の減量も慎重に行い、薬剤を中止できても再発に備え常に対応薬は用意します。
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