2021年01月30日
当院の喘息の治療方針について
私が、アレルギー専門になった当初は重症喘息児との戦いでした。
この時の治療は「いかにして発作を止め重症化を防ぐか」が治療の主眼でした。
喘息の治療を根幹から変えたのは、喘息の本態が「慢性に持続する炎症である」と判明してからです。
まずは、重症度に合わせて発作止め(交感神経刺激薬やテオフィリン製薬やステロイド薬)で、十分コントロールしながら、抗炎症剤(抗ロイコトリエン薬やその他の抗アレルギー薬、ステロイド吸入薬)で根本治療を行います。
ガイドラインはあるのですが、本当にこれはさじ加減です。
喘息は、長期間罹患するとリモデリングと言って治らない気管支に変化します。寛解にもってくためには、無症状期間をなるべく長くする。これを「0レベル作戦」と呼んでいますが、早めに無症状にして、患者さんの誘因に応じて的確に対応していくのにつきます。
当院では、発作を早期にコントロールするために吸入器の貸し出しと短期間のステロイド内服を効果的に使っています。
必要な患者さんは、吸入器購入を勧めています。
最新のお知らせ
-
2024年10月31日
11月の2診察日のお知らせ🌿 -
2024年10月25日
明日(土曜日)は、院長出張のため、11:40で受付終了と致します。 -
2024年10月18日
MRワクチン再開しました💉