2021年01月30日
当院のアレルギー鼻炎の治療について
アレルギー性鼻炎には、ダニやカビ、ペット、花粉とアレルゲンを同定してその対応が必要です。当然、合併する場合もありますので、注意が必要です。
治療は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の内服です。
アレルギー性鼻炎は他のアレルギー疾患と異なり、成人まで移行しますので、内服薬の副作用である眠気を考えて薬剤を選定します。年齢的に可能ならば、局所にステロイド薬の点鼻薬を使用します。低年齢では使用出来ないのですが、鼻閉がひどい時は、血管収縮剤の点鼻薬を使います。低年齢での鼻閉対策としては、抗ロイコトリエン薬の内服を行います。重症な場合は、短期的にステロイドの内服も使用します。この他、鼻洗浄も効果的な場合もあります。
特に、低年齢のアレルギー性鼻炎は、早期に保育園の通園などで感染を繰り返し、中耳炎になりやすく、喘息を合併している場合に発作を誘発します。鼻を制することは、気道のコントロールには不可欠です。
また、学童以降になると夜間の睡眠症状と集中力の欠如を起こしますので治療が必要となります。ただ、治療を継続できるかどうかは、本人が治療効果を認めるかどうかにかかっています。
最近、ダニやスギ花粉症に対する「舌下免疫療法」で根本治療をされる人が増えました。今のところ局所の副作用のみですが、効果判定にはまだ時間がかかります。
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