2021年03月01日
大豆アレルギーについて
以前、大豆は、鶏卵・牛乳と共に3大食物アレルゲンと言われていました。
現在では即時型食物アレルギーの約1.5%を占める第11番目へ後退しました。
大豆に関しては、検査で陽性でも摂取可能なことも多く見られますし、アナフィラキシーを起こすことも少ないため検査と因果関係を検討し除去を進めます。
また、除去を行っても早期に耐性ができる場合がほとんどです。大豆は、加熱しても抗原性の変化はみられませんが、発酵させることで抗原性は低下しますので醤油や味噌などの調味料や納豆などは食べられることが多いです。
大豆はその他のマメ科植物との共通抗原性があると言われていますが、ほとんど問題が無いようです。
最近、シラカンバ花粉症のある人が、豆乳を飲むと口腔アレルギー症状を起こすと言う報告があります。これは共通抗原のGlym4によるものと言われており検査も可能です。小児の報告例もあり注意が必要です。
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