2021年03月01日
そばのアレルギーについて
そばは、他の穀物のイネ科と違いタデ科に属しています。日本、韓国、中国などが主として食習慣がありますが、最近は欧米でも健康食品として利用されアレルゲンとして注目されてきています。
そばは、6番目(約5%)の原因食物ですが、学童での頻度調査では0.22%と患者全体に占める割合は少ない傾向です。誘発症状でアナフィラキシーショックの割合が高いため学校給食では利用を避けています。
一般的には、耐性を獲得することは少なく、加熱処理によっても抗原性は維持されます。そばの感作経路は、経口だけでなく経皮、経気道からの感作でも発症します。そば屋やそば粉を扱う業者、そば殻枕の使用の有無など環境抗原の調整が必要です。
そば特異的IgE抗体が陽性でも誘発症状なく摂取できる場合が多いとされていますが、蕁麻疹などの皮膚症状以外に呼吸器症状や重篤な誘発症状が多く食物負荷試験の実施には注意が必要です。
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