当院のアレルギー検査について
当院は、「血液検査(採血)によるIgE RAST法」を積極的に利用しています。
患者さんや保護者の希望を聞きながら、個別に項目を選定(1月に13項目限度/保険適応)し検査します。
生後5か月から検査を行います。この時期は食物抗原が関与することがほとんどですが、検査結果と因果関係を考慮した上で、食物除去を決定します。確定診断には食物負荷試験を行うこともあります。
除去が必要な場合は、半年ごとに検査をして結果のスコアを追いながら、除去の解除の目安にします。
ただ、食物抗原には「即時型」と「遅延型反応」があり、検査で陽性になるのは、即時型反応だけですので注意が必要です。
喘息や通年型のアレルギー性鼻炎の誘因抗原は、「ダニなどの吸入性抗原」が大部分です。低年齢のお子様は、IgE高値や食物抗原陽性(卵白陽性者は50~80%は陽性になる)により将来の陽性を推定します。
近年1歳児でも「すぎ花粉」の陽性者になることがあります。ただ、「すぎ・ヒノキ」などの季節性抗原はシーズン終了後に一番高値を示しますので5月ごろの採血を勧めています。
最近、ペット飼育前のアレルギー検査を検査を希望される患者さんが増えています。周りにペットがいないと陽性になることはありませんが、いないのに陽性になる場合は、飼育しないほうがいいのかもしれません。これは、父親がそばアレルギーの場合に検査希望されるのも同様です。家族にアレルギーがあると食卓に上がりませんので、検査で陽性になることは、まずはありません。
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