2021年02月06日
食物アレルギーの診断について
食物アレルギーの診断には
①食物の摂取により症状が誘発され繰り返し起こること。
②その反応が検査により免疫機序を介するものと判定されること。の2つの条件を満たすものとされています。
②の検査ですべての陽性を判定することは難しいので診断に大切なのは詳細な問診です。
実際は、今までの病歴(①食物によると考えられる症状の詳細②症状を起こしたときの食事内容の詳細な分析➂症状が誘発されるまでの時間➃症状の持続時間と治療内容➄症状の出現前後の状況・体調など➅再現性はどうか⑦過去の検査結果⑧アレルギーの家族歴・既往歴)を詳細に分析します。
それでも不正確な時は、食物日誌をつけて分析することもあります。
また、症状出現時の写真やビデオなどは有力な情報になります。
最終的には食物除去負荷試験や食物経口負荷試験で診断します。
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